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サステナブルブランド『cofl by 4℃』 地球とジュエリーの未来のために今できること

April 28, 2022

長年の想いを経て生まれた、4℃初のサステナブルなブランド『cofl by 4℃』。素材や製造法などすべてにおいて地球環境に負荷をかけないことにこだわり抜いた、新たなD2Cブランドについての思いやこだわりをお聞きしました。

サムネイル
cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)

ブランドの構想から商品企画まで、すべてのディレクションを手掛ける清水淑恵ディレクター

今ある環境を守り、ジュエリーを着ける喜びを未来へつなぎたい

実はかなり前から「サステナブルに関する取り組みを行いたい」という使命や想いはもっていたのですが、2022年に4℃がちょうどブランド創立50周年。この節目を迎えたタイミングで「次の50年を見据えたときに、人にも地球にも優しいジュエリーであり続けたい」と考え本格的に動き出し、昨年11月にローンチしたのが「cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)」です。

ブランド名の「cofl」という名前の由来は「circle of life」。「生命の循環」や「命の輪」を大事にしながら、豊かに飾ることで気持ちを高めてほしいという願いが込められています。4℃が目指す「人と地球とジュエリーの美しい関係を表現した「cofl by 4℃」はこれから先、自然と資源を壊さず、サステナブルな選択をし続けること、今ある環境を守り、ジュエリーを着ける喜びを未来へつなぐことを使命としています。

また、環境保全のために売り上げの1%を森林保全団体more trees(モア・トゥリーズ)へ寄付。地球とジュエリーの美しい関係を目指すために、まずは私たちにとって身近な、美しい日本の森林を守ることから始めています。

「すべてにおいてサステナブル」を徹底してやりきることの大変さも

このピアス一つとっても、ダイヤモンドと地金だけでなく、小さな金具のパーツ部分もすべてサステナブルな素材でこだわっているんです。

「cofl by 4℃」が生み出すジュエリーの大きな特徴は、使用する素材すべてにおいて、環境に配慮したリサイクルメタルやラボグロウンダイヤモンドをはじめ、新しい技術を取り入れながら常にサステナブルな選択をしていること。ジュエリーを作る時に使われるダイヤや金属類は土を掘り起こして採掘するため、鉱山廃棄物による環境破壊や森林伐採などの問題が多くあるんです。そのため、私たちはこういった従来の素材は使わず、自然に優しい素材のみ使用することにこだわっています。クオリティ面で心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、見た目も使い心地も従来の素材と全く変わらないんですよ。

「完全にサステナブル素材で100%やりきる」この徹底したこだわりを実現するのは、実は本当に大変でした。例えばチェーンやパーツ、ピアスの金具など、それぞれ作っている工場が違うので「cofl by 4℃」のために特別に工場のラインを押さえてもらい、素材も一から調達してetc.通常のジュエリー作りに比べて工程が多く、単純に効率やコストのことだけを考えたら到底できることではないなと、正直思いましたね。



実際、サステナブルな素材にこだわり抜いた分、通常のアイテムよりもコストが大きくかかってしまうのも事実。だからこそ、D2C(ECでの販売)を実現し、店舗を持たないことで人件費や家賃などのコストを大幅に削減しました。削減できたコスト分はそのまま価格や商品のクオリティに還元し、地球に優しいジュエリーを、より手ごろな価格でお客様にお届けしたいという思いをしっかり叶えました。

また作り手も、国内の工場で日本の職人さんによって作られるという、まさにジュエリーの地産地消。これは、自身の肌に身に着けるジュエリーが、いつ、どこで、誰が作ったものなのかわかるという安心感もありますし、国産であることで飛行機や船の輸送にかかる二酸化炭素の排出も抑えられるため、まさに「すべてをサステナブルにこだわる」を体現した部分の一つです。

cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)

(左)100%再生紙を使用したショッピングバッグ
(右上)FSC認証製品、RoHS指令基準をクリアした生地を使用したソフトケース
(右下)牛乳パックをリサイクルした再生紙を使用したボックスケース

『cofl by 4℃』ではジュエリーそのものだけでなく、ショッピングバッグや、ケースもすべて環境へ配慮した素材にすることを徹底。ブランドに関わるすべてを環境へ配慮した素材にすることにこだわり抜いています。プレゼントの際などの機会にはぜひお使いください。

今までの4℃にはない新たなデザインを楽しんでほしい

cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)

「cofl by 4℃」のデザインコンセプトはジオメトリック(幾何学)。これは直線や曲線を使って規則的に描かれた柄のことで、それぞれのジュエリーを見てもらうとわかるのですが、基本的に、丸、三角、四角を使って作られています。このようなモチーフは古来より美しい形として存在していますから、なじみも良く、ひとつつけるだけでもコーディネートのポイントになり、重ねてもごちゃごちゃせずすっきり着けられるのがポイントです。


従来の「4℃」は美しい曲線を表現するブランドで、ジュエリーモチーフの線に抑揚をつけたデザインが特徴的なのですが、「cofl by 4℃」は全く違い、同じ太さのラインを大事にし、抑揚は一切着けずに、直線的な表現をしているのが大きな特徴です。そのおかげで、より幅広いテイストのファッションに似合うジュエリーに仕上がっています。

どんな方にもなじむデザインでユニセックスに使えるのも特徴。シンプルなようでいて工夫が凝らされていて、着ける人やファッションによって表情が変わるんです。

ジュエリーを楽しみながら、社会貢献をしっかり実感できるNEWアイテム

今回新たに展開するチャリティーブレスレットは、森林保全団体more treesに購入金額の一部を寄付できるという取り組み。通常は売上の1%を寄付するところを、今回の商品は10%の寄付となるため、こちらの商品を1点購入いただいたお客様は、木1本分を植えることのできる¥1,000の寄付が可能に。素敵なジュエリーを身に着けながらも、社会貢献をより実感していただけるはずです。


デザインのバリエーションは、丸、三角、四角に加え、半円デザインや一粒ダイヤモンドのシンプルな5パターンを用意。すべてのデザインに少し丸みをつけていて、女性らしさも残したこだわりが人気のポイント。お好きな長さでお使いいただけるよう、フリーアジャスター使用で機能性もプラス。シンプルでスタイリッシュなデザインはどんなファッションでも合わせやすく、シーンを選ばずデイリーにお使いいただけます。

cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)

デザインの基本となっている丸、三角、四角には、それぞれ古くからこめられた意味がありますので、ラッキーモチーフとして毎日身に着けるのもおすすめです。

【形にこめられた意味】
丸:永遠性・円満
三角:成長・繁栄
四角:安定・信頼

着け心地にも徹底的にこだわり「4℃」の良さを継承

鏡のように美しく磨きあげたプレートを、モードで上品なリングに。それぞれのお好みに合わせて選べる幅違いのデザインを3パターンご用意。太さがありながらも、断面に丸みを付けているため、ゴツゴツと関節にあたる感じもなく、着け心地がよいのがポイント。着けたときの柔らかさは4℃のこだわりでもありますので、従来の良さは残しつつ『cofl by 4℃』の新しさも表現したデザインになっています。

プレートの美しい輝きが醸し出す、程よい存在感が魅力。モードで上質感のある耳周りアイテムは、身に着けるだけでコーディネートのこなれ感が一気にアップ。こちらも断面に丸みを作っているため耳当たりが良く、着け心地抜群です。同シリーズのネックレスやリングと合わせた、華やかなコーディネートもおすすめ。

コロナ禍を経て、自分自身が気持ちよく着けられるものが選ばれています

コロナ禍を経験し、オンとオフの境目がなくなるなど、私たちを取り巻く世の中の雰囲気が変わり、皆さんとジュエリーとの関わり方も変化したなと思います。例えば、ジュエリーを買う際も「人から素敵に見られたい」というよりも、「私自身が欲しいと思うジュエリーを購入したい」「自分の気持ちが上がるものを選びたい」に大きく変わってきていますね。

誰かのために着けるのではなく、自分のために着けたいという人が増えたからこそ、このサステナブルジュエリーは求められていると感じます。自分のご機嫌は自分でとる時代、「美しいジュエリーを着けることで、地球や社会に貢献している」という実感が持てると、やっぱり少しだけでも気分が良くなりますよね。だからこそ、ジュエリーだけでなく何かを購入する際に、できるだけ環境によいものを選びたいという人は増えているんだと思います。

業界をけん引し、日本を代表するサステナブルジュエリーブランドへ

cofl by 4℃(コフル バイ ヨンドシー)

ジュエリーの素材から、ケースやショッパーなどのパッケージ含め、すべてをサステナブルな選択にこだわったブランドは、おそらく国内では「cofl by 4℃」が初。今後、時間はかかるかもしれませんが、環境に優しいサステナブルな視点を、日本にもっと根付かせていきたいと思っていますし「美しいジュエリーをさらりと身に着けながら、地球や社会に貢献する」そんな素敵な方々が増える未来が理想ですね。

また、現在はオンライン限定販売(D2C)だからこそ、手軽な価格で販売ができている現状ではあるものの「実際手に取って着けていただきたい」という気持ちも大きいので、将来的には何か新しい形で店舗やポップアップショップなども展開できたらと考えています。そして、より多くの女性たちに支持され、日本を代表するサステナブルなジュエリーブランドに成長していきたいですね。

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