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金属アレルギーでもネックレスを着けるには?症状を出さないポイントを紹介
May 16, 2025
金属アレルギーのひとでも、素材や着用方法に気を付ければネックレスでのおしゃれを楽しめます。金属アレルギーになりやすい素材を避けて、上質な素材を選ぶことがポイント。本記事では、金属アレルギーが起こる理由や、症状が出やすい素材と出にくい素材の他、おすすめのネックレスを紹介していきます。

contents
- 金属アレルギーが起こる理由
- 金属アレルギーとは
- 金属アレルギーの原因
- 金属アレルギーになった時の対処方法
- 金属アレルギーの症状が出やすい素材
- ニッケル
- コバルト
- クロム
- 金属アレルギーの症状が出にくい素材
- プラチナ
- ゴールド
- 金属アレルギーでも着けられるネックレスの選び方
- 金属アレルギーが起こりやすい素材は避ける
- 純度の高いプラチナやゴールドを選ぶ
- 金属アレルギーのひとがネックレスを着ける際の注意点
- 着用時間を短くする
- 水分や温度に注意する
- ネックレスと肌を清潔に保つ
- 金属アレルギーが起こりにくい4℃のネックレス
- 1粒ダイヤモンドのプラチナネックレス
- V字ラインのイエローゴールドネックレス
- ロングタイプのイエローゴールドネックレス
- 金属アレルギーを予防するためにも上質なネックレスを身に着けて
金属アレルギーが起こる理由

まずは、金属アレルギーとはどのようなものか、特徴や原因を紹介します。
金属アレルギーとは
金属アレルギーとは、アレルギー性接触皮膚炎とも呼ばれるアレルギー症状の一種です。特定の金属が肌に触れたり、体内に金属の成分が取り込まれたりすることで起こります。金属が肌に触れてかぶれるケースがほとんどですが、全身にさまざまな症状が出るといった例もまれにあります。
金属アレルギーの原因
金属アレルギーは、ピアスやネックレス、ベルトのバックルなどの肌に触れる金属が汗などの体液で溶け出してイオン化し、体内に入り込むことで発生します。金属イオン化した成分がたんぱく質と結合したものは、体内でアレルゲンとして記憶されます。アレルゲンとなった金属イオンが再び体内に入ってくると、体がアレルギー反応を起こしてしまうため、かぶれや痒みが出てしまうのです。
金属アレルギーは、特に夏に症状が出やすいと言われています。これは、夏場に汗をかきやすくなり、汗に反応して金属が溶け出すからと考えられるでしょう。
金属アレルギーになった時の対処方法
金属アレルギーの症状が出現した場合は、痒みや皮膚炎を抑えるためにステロイド外用剤などで治療します。再発を防ぐためには、アレルギー反応が出てしまった金属を身に着けないことが最も重要です。一度金属アレルギーが出てしまった金属は、身に着けるたびに同じ症状が出るだけではなく、症状が悪化する恐れもあります。
金属アレルギーかを調べるためのパッチテストの具体的な手順は、以下の記事を参考にしてみてください。
金属アレルギーでもピアスは着けられる?症状、対策とは
ピアスを着けた時、金属アレルギーの症状が出る場合があります。しかし、金属アレルギーはピアスがいっさい着けられないわけではありません。アレルギーが出にくい素材を選べば、ピアスでのおしゃれを楽しめます。本記事では、金属アレルギーの原因と症状や確認方法、発症頻度が高い素材と低い素材などを解説します。
金属アレルギーの症状が出やすい素材

金属アレルギーが出やすい素材と出にくい素材を知っておくと、ネックレスが選びやすくなります。ここでは、注意すべき素材と金属アレルギーが起こりにくい素材をチェックしていきましょう。
汗などで溶け出しやすい素材は、金属アレルギーになりやすいと言えます。金属アレルギーになりやすい素材として代表的なものは、ニッケル、コバルト、クロムなど。ジュエリーやベルトのバックルなど、身に着けるものに特に多く用いられているのはニッケルです。そのため、ニッケルで金属アレルギーを引き起こすひとは多い傾向にあります。
4℃で扱っているすべてのジュエリーは、金属アレルギーが起こりやすいニッケル・コバルト・クロムを使用していません。
ニッケル
最も金属アレルギーの頻度が高い金属です。ニッケルメッキや合金に用いられ、ニッケル合金製品(バックル、腕時計、ジュエリー、ビューラーなど)、硬貨(50円玉、100円玉、500円玉)、歯科金属、ステンレス製品、陶磁器、磁石、塗料、ガラスなどに含まれています。
また全身性接触皮膚炎を起こすこともあり、その場合はニッケルを含む食品の制限を行うケースもあります。
コバルト
ニッケルと並んで頻度の高い金属です。ニッケルアレルギーのあるひとは同時にコバルトに対するアレルギーを持っていることも少なくありません。ニッケルメッキをされた金属にはほとんどコバルトが含まれているため注意しましょう。
クロム
合金、クロムメッキの他、染料の原料や皮をなめす際に使用されています。メッキ金属以外にも濃い服の衣服や皮革製品と接触した際に皮膚炎を起こす場合は、クロムアレルギーの可能性を考えましょう。
金属アレルギーの症状が出にくい素材
金属アレルギーが起こりにくい素材として特に代表的なものは、プラチナとゴールドです。どちらも腐食に強く、汗に溶け出しにくいため、金属アレルギーの発症頻度が低い素材です。
プラチナ
希少性が高く、結婚指輪や婚約指輪にも人気の素材です。純度100%のプラチナはアレルギーの心配がほとんどありません。しかし、プラチナ100%はやわらかすぎるため、ジュエリーにはあまり用いられていないのが現状です。プラチナ950や900が使用されることが多く他の金属が少量含まれていますが、相対的に見て金属アレルギーを発症するリスクは低いといえるでしょう。
ゴールド
ゴールドには18K、24Kなど、さまざまな種類があります。数字は金の含有量を示しており、数字が高いほど金の量が多いため、アレルギー症状が出にくくなります。特に純金にあたる24Kは、金属アレルギーの症状がほとんど出ない素材といわれることもあります。
しかし、プラチナ100%と同様に24Kもやわらかいため、ジュエリーにはあまり使われません。ショップで販売されているゴールドジュエリーの中で金属アレルギーが出にくいのは、金の含有量が75%の18Kです。
しかしプラチナやゴールドでは反応しなくても、含有している他の金属で症状が出ることも考えられるので、絶対に起こらないとは言い切れません。加工するためにパラジウム、銅、ニッケルを使用しているケースもあるため、これらの金属にアレルギーがあるひとは注意が必要です。
金属アレルギーでも着けられるネックレスの選び方

金属アレルギーでも安心してネックレスを着用するには、選ぶ際にいくつかのポイントを押さえておくことが重要。ここでは、金属アレルギーが起こりにくいネックレスの選び方を紹介します。
金属アレルギーが起こりやすい素材は避ける
先述した金属アレルギーが出やすい素材を使用したネックレスは、避けるようにしましょう。どの素材で金属アレルギーが出るか分かっている場合は、その素材を選ばないようにすると発症リスクを下げられます。
また、近年ではニッケルフリーと書かれたジュエリーが多く流通しています。ニッケルでアレルギー反応を起こす場合、ニッケルフリーなら安心と思いがちですが、決してそうとも言い切れません。実は、ニッケルフリーはニッケルを全く使っていないわけではなく、僅かに含有していることがあるのです。そのため、ニッケルフリーの製品であっても注意するようにしましょう。
純度の高いプラチナやゴールドを選ぶ
金属アレルギーを予防するのであれば、アレルギーの発症頻度が低いプラチナやゴールド素材を選んでみましょう。他の金属の含有量が少ない純度の高いものなら、発症リスクを下げることができるでしょう。
また、プラチナとゴールドの他に、純度の高いチタンやジルコニウム、サージカルステンレスもアレルギー症状が出にくいと言われています。上記の素材は金属アレルギーが比較的出にくいですが、どの金属で反応するかは人によって異なります。トラブルを防ぐためにも、着用前にはパッチテストをするようにしましょう。
サージカルステンレスを使ったジュエリーはこちら
低アレルギージュエリー | 医療用316Lサージカルステンレス素材のジュエリー 「より多くの方にジュエリーを楽しんで欲しい」そんな想いからつくられた低アレルギーコレクション。 医療用に使用されている 316L サージカルステンレスの素材を使い、アレルギーリスクを減らしています。
金属アレルギーのひとがネックレスを着ける際の注意点

金属アレルギーの発症を予防するためには、ネックレスの着用方法や扱い方にも注意する必要があります。難しい内容ではないので、肌に負担をかけないためにもぜひ実践してみてくださいね。
着用時間を短くする
金属アレルギーの発症を予防するには、金属が肌に触れている時間をなるべく短くすることが大切。そのため、終日ネックレスを着けたままにするなどの長時間の着用は、避けた方が良いでしょう。
どうしても長時間ネックレスを着用したい場合は、タートルネックの上から着けるなど、肌に直接触れないようにするのがおすすめです。
水分や温度に注意する
汗などでネックレスが濡れたり高温の場所で着けたりしていると、金属がイオン化しやすくなり、アレルギーが起こりやすくなります。
運動をする時や、温泉、海水浴などの汗や温度変化が起こりやすいシーンでは着用を控えるようにしましょう。たとえ金属アレルギーの症状が出なくても、水分や高温はネックレスの変色などの劣化を招きやすいです。ネックレスを永く愛用するためにも、意識してみてくださいね。
ネックレスと肌を清潔に保つ
皮脂や汚れが付着したままの状態でネックレスを保管していると、金属アレルギーのリスクが高まります。身に着けた後のネックレスはやわらかい布などで拭き取り、ホコリが付かないように保管しましょう。
また、ネックレスを着ける時に肌を清潔に保つことも大切。汗をかいている状態で身に着けるようなことはせず、肌を清潔にしてから着用するとアレルギー反応の予防になります。
金属アレルギーが起こりにくい4℃のネックレス

4℃のジュエリーは、金属アレルギーが起こりやすいニッケル・コバルト・クロムを使用していません。ここでは、金属アレルギーが起こりにくいおすすめのジュエリーを紹介していきます。
1粒ダイヤモンドのプラチナネックレス
オンオフを問わず身に着けやすい1粒デザインのネックレス。プラチナとダイヤモンドの輝きが、胸元に洗練された印象をプラスしてくれます。
V字ラインのイエローゴールドネックレス
すっきりとしたV字ラインに7石のダイヤモンドが煌めくネックレス。繊細な爪で留めることでダイヤモンドのアウトラインをしっかりとみせ、美しい輝きを際立たせています。イエローゴールドの眩い輝きが華やぎを添え、洗練された大人の印象に。
ロングタイプのイエローゴールドネックレス
流れるようなラインで描いた、リバーシブルで使えるしずくモチーフのネックレス。ロングタイプなので服の上から身に着けやすく、肌への負担を少なくできます。
金属アレルギーを予防するためにも上質なネックレスを身に着けて

金属アレルギーのひとでも、素材や着用方法に気を付ければネックレスでのおしゃれを手軽に楽しめます。プラチナやゴールドのような上質な素材は、一生物のジュエリーにも最適。本記事を参考に、ぜひネックレスを選んでみてくださいね。