CSR 2011年の活動報告

2011年10月21日(金)から11月6日(日)までの期間、全国の「4℃(ジュエリー/バッグ)」「EAU DOUCE(オデュース)4℃」「canal(カナル)4℃」にて開催いたしました
「LOVE Charity Fair(ラブチャリティフェア)」にご賛同いただいた皆さまに深く感謝を申し上げます。 [プロジェクト内容] スリランカ・キャンディ県のワヘラガラ・ジャナパダヤ居住区は、スリランカ中部の山岳地帯に位置する水源が限られた地域で、水道施設は山のふもとまでしか届いておらず、また地質が岩のため井戸を掘ることもできません。
そのため、居住区では飲料水など生活に必要な水を確保するために、山のふもとまで水を汲みに行き、その水を抱えて険しい山道を登らなければなりません。そして水を運ぶのは女性と子どもの仕事で、大変な重労働になっています。
また、生活に必要な水を貯めておく設備がないため、居住区内では常に水が不足し、衛生環境も十分に保たれていませんでした。
そこで、住民による雨水利用組合を設立し、ワヘラガラ・ジャナパダヤ居住区の36世帯に各1基の雨水貯留タンクの設置を行いました。
住民による雨水利用組合の設立によって、住民たち自らが積極的にプロジェクトに参加することができ、プロジェクトへの理解を深めると同時に、住民同士が協力することでコミュニティの結束強化へとつながりました。

各家庭への貯留タンクの設置は、女性や子供たちの労働削減と、居住区内の衛生環境の向上により、水や衛生に起因する病気の予防につながっています。
そして、住民たちに対して雨水貯留タンクの利用・維持管理に関するトレーニングを行いました。
その内容は今後の継続的な雨水の利用に活用されていきます。
今回のプロジェクトにより、居住区内36世帯142名の水と衛生に関する問題の解決につながりました。
水汲みによる重労働の軽減と、生活に必要な水を常に確保できるようになったことは住民たちにとって大きな喜びにつながっています。

実施地 : スリランカ キャンディ県 ワヘラガラ・ジャナパダヤ居住区

実施団体 : COSI (Community Self Improvement)・Foundation for Technical Corporation

スリランカについて
  • 面積65,607平方キロメートル

  • 人口約2,067万人(2014年)

  • 首都スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ

  • 民族シンハラ人(72.9%)
    タミル人(18.0%)
    スリランカ・ムーア人(8.0%)
    ※一部地域を除く(2014年)

  • 言語シンハラ語、タミル語、英語