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しなやかに姿を変えていく水のように。新鋭イラストレーターが描く”Noble of Water”の魅力

April 23, 2021

水をイメージした繊細で洗練されたデザインが人気の4℃“Noble of Water”シリーズから、ダイナミックなラインが印象的な新作が4月23日に登場。イラストレーターの南夏希さんに、新作からインスパイアされたイメージをイラストに表現していただくと共に、ジュエリーの魅力についてお話を伺いました。

サムネイル

お話を伺った人

Illustrator/南 夏希

奈良県出身。「目で見るハッピー」をコンセプトに、iphoneに人さし指でイラストを描く。
雑誌やWEBをはじめ企業とのコラボや商品デザイン、広告なども多数手掛ける。
Instagram:@punipuni729
https://www.instagram.com/punipuni729/

スマホに指で描いてInstagramにアップしたら、イラストの依頼が

スマートフォン画面で描く独特なタッチのイラストが人気の南さんですが、イラストレーターになろうと思ったきっかけは何だったのですか?

南夏希さんイラストレーター

小さい頃の夢が、ピアノの先生かイラストレーターでした。ただ、どちらが現実的か考えたときに絵を仕事にするのは非現実的な気がしたので、学生時代はピアノの先生を目指して音大に進もうとしていました。でも受験を考えた時点で歌を習っていなかったので断念。結局普通の人生を歩もうと思って、普通に大学に行き就職。旅行会社の営業を3年した頃、「このままで良いのかな…」と。「30歳までに好きなことをしないと後悔するな」と思ったので、自分の中にやりたいこととして残っていたデザインや、絵を描こうと、会社を辞めてアルバイトをしながら、IllustratorとPhotoshopが学べるスクールに通い始めました。

そこからイラストレーターの道につながっていったのですね。

スクール在学中に、描いた作品をInstagramにアップしてみたんです。そうしたら、そこからお仕事が入ってくるようになって、
「すごい!イラストレーターになれちゃった!」
という感じでした。
初めて依頼をいただいたのが雑誌で、夢だったので本当に嬉しかったです。

「スマートフォンに指で描く」という手法を行うようになったのはなぜですか?

電車で1時間くらいの通学時間だったんですけど、車中が手持ち無沙汰だったんです。絵の練習でもしようかなと思うけれど、紙とペンだと乗り物酔いをしてしまう。スマホなら大丈夫だったので、とりあえず指で描ける程度のものを描いていました。それを綺麗にパソコンで描き直したくて先生に相談したら、「描き直さなくて良いよ! このタッチは指でしか描けないから、このままの方が良いよ。キレイな線は誰でも描けるから」と言ってくれて。「そうか!」と思ってスマホに書き溜めて、Instagramにアップしていました。

「かわいい」と納得いくまで作り込んだ作品には愛着が

イラストレーターの仕事の魅力はどんなところですか?

南夏希さんイラストレーター

私の発信の中心はSNSですが、コメントやお手紙をくださったり、展示会などに来て「いつも見てます!」と言ってくださったりすると、「私のイラストが、この人たちの心に届いているんだ」と感激します。
また、雑誌や広告など全国規模のお仕事をさせていただくことで、親や地元の友達に自分の絵を見てもらえるのはすごく嬉しいです。そういうのが上京するときの夢だったので、ジーンときますね。

イラストを描くときに心がけていることはなんですか?

自分自身が「これで完成! かわいい!」と思えるところまでねばります。どこまで自分がグッとくる絵を描けるかが勝負です。自分が自信を持って出せた絵でないと、作品が報われない気がするんですよね。自分が良いと思ったものをクライアントに選んでもらえなかったときは悔しいですが、自分の家に大きく飾って、「あんたが一番かわいいよ」と話しかけてかわいがります(笑)。

ご自身のイラストにすごく愛着があるんですね!

お気に入りの絵ばかりです。展示するときも一枚一枚並べて、「ああかわいいな、かわいいな」と言って飾っています。華奢な部分や品の良さ、透明感などに私は憧れていて、それを絵に全部詰め込んでいるので、私のイラストは自分の憧れそのものなんですよね。

ジュエリー選びはショートヘアに合わせて

素敵な女性の絵を中心に描かれる南さんですが、ご自身はどのようなファッションがお好きなんですか?

普段はすごくカジュアルですね。私、「短髪女子を愛でる会」というのを立ち上げていて(笑)。作品でもショートヘアの女の子登場率高めなんです。
母が長い髪を嫌がっていて、ずっと短くされていたんです。だからショートヘアに似合う服を選んでいたらボーイッシュな服が増えてきて、ずっとそのラインできました。カジュアルでちょっとかっこいい。でも急にふわっとした女の子らしい服を着たくなるときもあるので、用意はしています。

ジュエリーはどのようなポイントで選んでいますか?

ショートヘアなので、主役になるような大ぶりのピアスを意識して買うことが多いです。一方で、小ぶりのものをキラッと着けるのもかっこいいと思うので、選ぶものは極端です。大ぶりなものか、すごく小さいもの。デザインはシンプルなものが好きですね。

自由に流れる水流をイメージした、新しいデザインのピアス。繊細なラインでありながら、着けるだけでコーディネートの主役になるような存在感を示しています。

耳元に存在感のあるジュエリーを着けられると、きっとお似合いですよね!

ハイネックに大きなピアスやイヤリングというコーディネートを綺麗に着こなしたいんです。冬はそれにマフラーを合わせて、すっきり見せたいですね。

マーメイドをイメージした“Noble of Water”のイラスト

今回、4℃の人気シリーズ“Noble of Water”の新作とコラボレーションで、イラストを描いていただきましたが、どのようなインスピレーションでつくられたのですか?

南夏希さんイラストレーター

シリーズのコンセプトと実際のジュエリーを見させていただいたとき、水の流線と儚さが印象に残り、マーメイドのイメージが湧きました。儚いけれど強い人魚姫の像は、現代女性の憧れだと思うんですよね。そこから膨らませてかわいく仕上げたのが今回の作品です。

とても素敵ですよね! イメージはすぐ湧いたのですか?

いただいた写真がとても綺麗だったので、すぐに描き始めて、楽しくつくることができました! 今回マーメイドの下半身の部分は描いていないんですけど、みんなの中にきっとあるおとぎ話の人魚姫からインスパイアさせました。

作品の中で特にこだわったポイントを教えていただけますか?

南夏希さんイラストレーター

髪の毛です! 髪が水に浮いていて、チェーンと同化した感じになるよう、曲線にこだわりました。また、人魚が水面にふわっと出てきたところを描いているのですが、女の子の「綺麗なジュエリーを見つけた!」という表情も見ていただきたいポイントです。

存在感があって上品に映えるのが“Noble of Water”の魅力

“Noble of Water”の新作の中で、特に気になったアイテムはありますか?

存在感あるループが特徴的なリングがとても気に入りました。シンプルだけど、どこが始まりで終わりかわからない形が、どこにもない感じで良いですね。高さがあるのも好きです。立体感があるジュエリーって素敵だと思います。

南夏希さんイラストレーター4℃のジュエリー

(上から)

こちらのピアスも、プルプルした感じで立体感があって素敵ですね。地金だけで存在感があるのは、形が本当に素晴らしいからだと思います。

南夏希さんイラストレーター4℃のジュエリー

ダイヤモンドが施されている方のピアスも、水がキラッと光った感じに見えて、繊細で綺麗ですね。実際に着けてみないとあまり想像できない形が魅力的です。

耳元で流れる水の躍動感を演出してくれる大ぶりなピアス。水滴を表現したようなダイヤモンドが高級感を添えています。

こういう華奢なチェーンのネックレスに、タイトな白いTシャツとワイドパンツを合わせると、大人っぽくてかっこいいなと思います。チェーンの長さが調節できるのは本当に嬉しいですね! 軽いのでさらっと着けられます。

南夏希さんイラストレーター4℃のジュエリー

カジュアルなコーディネートに上品さがプラスされますね。

ジュエリーを着けるとき、女性で良かったなと思いますね。気分が上がります! 華奢で繊細なジュエリーを着けることで、イラストの女の子のようなかわいさに近づいていけると良いですね。

本日はありがとうございました!

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