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ジュエリーで取り入れたい。エメラルドの癒やしの輝き
May 8, 2020
身に着ける人を鮮やかに彩る、色とりどりの煌めきが人気のカラーストーン。この記事ではそんなカラーストーンのなかから、深いグリーンの輝きが美しい「エメラルド」をピックアップ。古くから愛され、身に着けられてきたエメラルドの魅力や、2020年の新作ジュエリーをご紹介します。
contents
エメラルドの魅力
ルビー、ダイヤモンド、サファイアと並んで「世界四大宝石」のひとつに数えられるエメラルド。まずはその魅力を見ていきましょう。
エメラルドのカラー
エメラルドはベリル(緑柱石)という鉱物のなかでもグリーンカラーのものを指します。ベリルにはグリーン以外のカラーもあり、薄いブルーのものはアクアマリンと呼ばれます。
エメラルドを美しく発色させているのは、クロムやバナジウムなどの元素。これらの元素の含有量によって、エメラルドの色の違いが生まれます。色が均質で鮮やか、青緑〜緑色のエメラルドが望ましいとされています。
エメラルドのインクルージョン
エメラルドはクリアなほど高価であるといわれます。これは、ほとんどのエメラルドにインクルージョンと呼ばれる内包物が含まれているから。インクルージョンが限りなく少ないエメラルドは希少価値が高いので、高値で取り引きされる傾向があります。
しかし、インクルージョンはエメラルドの魅力であると捉えることもできます。エメラルドにおけるインクルージョンは美しい庭園の葉を連想させるともいわれ、フランス語で「庭」の意味を持つ「ジャルダン」と呼ばれることもあります。
エメラルドの歴史
エメラルドが歴史に登場したのは、紀元前330〜紀元前1700年代頃といわれています。古代エジプトの女王クレオパトラもその美しさに魅せられ、エメラルドを散りばめたジュエリーを身に着けていたそうです。また、インカ帝国でもエメラルドのジュエリーが宗教的な儀式のために用いられていたといわれています。
さらに、初期の宝石職人たちのあいだでは、その美しく神秘的な輝きから、エメラルドには特別な力があると信じられていました。そのため、エメラルドは魔よけになる、目の病気を治癒する力があるといわれた時代もあったようです。今でも、緑は目の疲れやストレスをやわらげるカラーとして知られています。
エメラルドの由来・伝説
エメラルドという名は、緑色を意味する古代ギリシャの言葉「smaragdus」に由来しています。
世界にはエメラルドが登場する伝説も多く存在します。有名なものであれば、ユダヤのソロモン王の伝説。ソロモン王が世界を支配する力を得るために神から与えられた4つの宝石のなかに、エメラルドが含まれていると伝わっています。また、古代ローマの博物学者 大プリニウスは自身が記した書物で「この緑色以上に緑のものはない」とエメラルドを褒め称えたとされています。
この他、美しい緑を連想させるものにもエメラルドの名が用いられることも。緑豊かなアイルランドは「エメラルド島」という別名を持ち、自然が美しいアメリカのシアトルは「エメラルドシティ」と呼ばれています。
エメラルドに込められた意味
5月の誕生石としても知られているエメラルド。誕生石は身に着ける人に幸せを運ぶといわれ、プレゼントにも人気です。
エメラルドの石言葉は「恋愛成就」「幸運」「安定」。「愛の象徴」ともいわれているので、恋愛成熟やご自分を癒すお守りとして身に着けてみてはいかがでしょうか。また、何かを達成したい時や成功させたい時にも、エメラルドが前へと進む勇気をもたらしてくれるでしょう。
愛の象徴とされるエメラルドにちなんで、結婚55年目の記念日を「エメラルド婚式」と呼びます。長年夫婦として支え合ってきた深い愛の証として、エメラルドのジュエリーやエメラルドグリーンの小物を贈り合うのが習わしです。
ファッションを引き立てるエメラルドジュエリー
エメラルドが上品に輝くジュエリーは、デイリーからおでかけまで、あらゆるシーンのファッションを引き立ててくれます。
デイリーシーン
エメラルドが持つ爽やかなグリーンの輝きは、デイリーファッションに華やかさを添えてくれます。白のTシャツにデニムパンツなどのラフなコーディネートのアクセントにもぴったり。カジュアルやシンプルなスタイルにはエメラルド×イエローゴールドのジュエリーがおすすめ。眩いイエローゴールドの輝きがリッチな印象をプラスしてくれます。
ビジネスシーン
知的でスマートにみせたいビジネスシーンでは、華奢なピアスやネックレスなど、さりげなくジュエリーを取り入れるのがコツ。エメラルドの深いグリーンカラーは落ち着いた印象を与えてくれるのでビジネスシーンにもおすすめです。さらに、シルバーやプラチナ、ホワイトゴールドといったシルバーカラーの地金を選べば凛とした雰囲気を纏えます。
女子会
華やかにきめたい女子会スタイルには、エメラルドジュエリーで鮮やかなカラーをプラス。凝ったデザインや大ぶりのデザインで、こなれた印象に仕上げましょう。エメラルドのリングをメインに、華奢なリングを重ね着けするなど、手元までこだわったおしゃれを楽しんで。
デート
エメラルドの深いグリーンカラーは「癒し」や「安心感」を連想させるといわれています。そのため、エメラルドのジュエリーはデートにもぴったり。彼とのゆっくり落ち着いた時間を演出してくれます。デザインは華奢でシンプルなものを選び、さりげないアクセントとしてデートスタイルに取り入れましょう。
エメラルドジュエリーのお手入れ方法
お気に入りのエメラルドジュエリーを永く愛用するために、お手入れ方法についても確認しておきましょう。
エメラルドの硬度
宝石を含む鉱物の硬さを表す数値、モース硬度。鉱物のなかで最も硬いといわれるダイヤモンドのモース硬度は10です。対して、エメラルドのモース硬度は7.5~8。比較的硬度は高いですが、エメラルドは衝撃に弱く、割れやすいという特徴も持っています。そのため、ジュエリーとして身に着けるときやお手入れの際には大切に扱いましょう。
エメラルドジュエリーのデイリーケア
エメラルドジュエリーは定期的にお手入れをすることで美しい輝きを保てます。
身に着けた後は、やわらかな布で汚れや汗を優しく拭き取りましょう。身に着けていない時は、乾燥する場所や日の当たる場所を避けて保管します。また、先述したようにエメラルドは割れやすい特徴があるので、超音波洗浄機の使用は避けましょう。
いつもそばに身に着けたい、4℃のエメラルドジュエリー
エメラルドのしずくモチーフネックレス
曲線が美しいしずくモチーフの中でエメラルドがさわやかに揺れるネックレス。ダイヤモンドとホワイトゴールドの落ち着きある輝きが相まって、凛とした雰囲気を漂わせます。シンプルなデザインなのであらゆるファッションにも合わせやすく、プレゼントにもおすすめです。
エメラルドのカーブデザインネックレス
デコルテに沿うやわらかなカーブが優美な雰囲気を演出するネックレス。中心に配したエメラルドが鮮やかな輝きを放ちます。サイドにはダイヤモンドもほどこされ、上品でありながら存在感のあるデザインなので、華やかに仕上げたい女子会やデートにぴったりです。
上品シンプルな3ストーンネックレス
リッチなイエローゴールドの輝きと相まって、ラグジュアリーな印象を演出してくれるネックレス。どんなコーディネートにも合わせやすいシンプルで上品なデザインは、毎日に寄り添ってくれるお守りジュエリーにぴったり。
エメラルドの優しい輝きに癒やされて
グリーンの優しい輝きが魅力のエメラルドは心の癒しを求める人に寄り添ってくれる宝石です。そんなエメラルドは繊細なジュエリーで取り入れるのがおすすめ。鮮やかなグリーンがコーディネートに上品な彩りを添えてくれるので、毎日身に着けたくなりますね。